ピアノの詩人 ショパン

 昨日(9/28)、幸市民館大ホールにおいて、崔善愛さんをお迎えし、「さいわい多文化トーク&コンサート」が開かれ、約650人がショパンの「革命のエチュード」などの素晴らしい演奏に酔いしれました。また曲と曲の間にショパンの生涯やその曲の背景、そして崔さん自身の歩みをお話くださり、その一曲一曲がよりリアルに観客の耳を響かせたと感じました。

 崔さんは米国留学の時(21歳)、指紋押捺反対を理由に再入国許可がおりず、日本出国と同時に特別永住資格を失いました。これは日本国が崔さんの入国を認めない限り、崔さんが再び日本に帰ることが出来ない(日本政府的には入国できない)事を意味しました。

国籍的には韓国人かもしれませんが、ご自身もお話されたように崔さんにとって自分の生まれ育った国、日本が自分の国であります。その自分の国に二度と戻れないかもしれないという思いと、ロシアに支配された祖国ポーランドを離れるショパンの思い。崔さんが奏でる旋律の中にその二つの思いが呼応しているように感じたのは私だけではなかったでしょう。

聖書に、それが書かれた背景や事情があり、それを知ることによってその意味に近く迫ることが出来るように、音楽にも否、広い意味で芸術にも同様の事がいえると(言葉にすればそれは当たり前のことなのですが)、実感しました。

崔善愛さんは、本日(9/29)、被災地福島での演奏会があって、足早に幸市民館を後にされました。

忙しいスケジュールの中、幸区にお越しいただけ事を感謝するとともに、神の導きにより増々用いられますことをお祈り申し上げます。

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