善悪の知識の木

主なる神は人に命じて言われた。「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう」

(創世記2:16-17)

事実、その実を取って食べたのはソロモンでした。ソロモンは予言者をかえさず、自ら神の声を聞くものとなったのです。(自ら善悪を判断するものとなった)

即ち、軍の最高責任者が直接神の声を聞くようになった、ということです。

イスラエルは国防問題から王政を樹立しました。しかしその最高責任者である、国王は予言者の言葉(神の承認)なしに軍を動かすことは出来ませんでした。古代イスラエルも権力を分散させたのです。しかしソロモンはその掟を破り、自ら予言者となって(善悪の決定権を持ち)、好き勝手に戦争が出来る体制を作りました。そしてイスラエルはこの時、最繁栄期を築いたのです。

安部首相は三権分立の掟を破ろうとしています。時の政府が憲法を解釈し、その最高責任者が自分であるとする今回の認識は、創世記が忠告した、善悪の知識の木からその実を取って食べることです。

しかしもっと恐ろしいことは、その先にある繁栄です。繁栄が待っています。経済成長が待っています。豊かさが待っています。しかし一方で、ファシズムも待っています。繁栄のために自由を捨てるか?自由を守るために節操を守るか?

しかし問題は、安倍首相ではなく、「国民一人一人がその選択を問われている」その事に気づいていないかも知れない事ではないでしょうか?

もしかしたら、次の言葉は、今のキリスト教会とキリスト者に向けられているのかもしれません。

答へて言ひ給ふ『われ汝らに告ぐ、此のともがら黙さば、石叫ぶべし』(ルカ19.40)

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