友好関係

マカバイ記12:1-24

マカバイ一族はローマとの友好関係を確認するため使者を派遣しました。またその事実をスパルタに伝え等しく友好関係を更新し、同じことを他の国とも交わしました。

これはマカバイ一族が対シリア包囲網を固めるために行った外交手段であると見て取れます。即ちユダヤ人がローマと友好関係にあることをアピールすることで近隣諸国を取り込んでいったのです。それはシリアを孤立させるためでした。

先進国首脳会談等で誰と誰が握手して、またしなかった等が注目されますが、あれこそが友好関係をアピールする外交であります。どの国とどの国がどの程度親しい関係にあるか、またそれをアピールしているかが重要なのです。

中国の日本に対する態度が軟化しつつあるのはアメリカの共和党が選挙で勝利したことと無関係ではないでしょう。二年後の共和党政権に備えて今中国は日本との距離を縮めておく必要があるのだと思います。

さてこのような戦略的な友好関係は、政治の世界に限るものではなく、それは社会を生きる人間一人一人の日常とも言えるでしょう。

敵意を抱くものを孤立させるため、また自分の居場所を確保するため、大して好きでない人と友好関係ある素振り見せつけたりするものです。程度の差はあれ、また意識的であれ無意識であれ、この社会を生きる私たちの人間関係には、そのような姑息な知恵が働いてしまっていることを私は認めざるを得ません。

友好関係とは戦略の道具ではなく平和を実現する営みです。故に友好関係とは敵と結んでいくものです。それが神の御心です。

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