闇が広がる

結局日米地位協定は見直されず、憲法を無視し集団的自衛権を解釈改憲し戦争できる国造りを推進する首相が、退任間近の米大統領に被爆地広島で核廃絶の演説をしてもらい、夏の参院選に向けて好印象を演出したというお話しでしょう。こうして沖縄は今後も米軍基地として利用され続けます。

今オバマ大統領が何を語ろうとも、彼にはそれを進める時間も力もありません。広島に来るなら大統領就任直後に来て欲しかったものです。それにしても次期米大統領は誰でしょうか?

平和へのメッセージは大切です。しかしそのメッセージは平和への地道な取り組みに裏付けされたものでなければなりません。昨年(戦後70年)、広島で安倍首相は「非核三原則の堅持」に言及せず、それは彼自身が用意された原稿からその文言を削除しました。そんな彼がノーベル平和賞を受賞したオバマ氏のメッセージに相乗りして核廃絶を訴えても何の説得力もありません。

消費税批判は延期で回避し、「戦争法」と称される平和安全法に対する批判も今回の広島での演出でウヤムヤにし、平和ムードの高まり具合で衆議院解散、衆参同一選挙に突入、自公大勝利の後に、来年4月には予定通り消費税増税というシナリオが整いました。

世は、益々闇を広げています。しかし光は闇の中で輝くものです(ヨハネ1.5)。闇に飲み込まれること無く、闇に染まること無く、闇に嘆いてばかりいるのでもなく、闇の中で輝くのが光の務めなら、粛々とその務めを果たして参りましょう。

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