世界祈祷日

3月3日(金)、2017世界祈祷日が向河原教会で開催されました。

今年は「フィリピンからのメッセージ、わたしはあなたに不当なことをしているか?」と題して、経済的公正を求める女性たちの証言に耳を傾けながら共に祈り合いました。

冒頭、経済的不公平に喘ぐ女性たちの証言が語られ、それに続いて「告白の祈り」が捧げられました。その内容は手を差し伸べない側の言い訳し続けてきた事への悔い改めです。

 

「神さま、あなたは、わたしたちに貧しい者、ホームレスの人々を励ますよに言われました。しかしわたしたちは、その助けは本当の助けにはならないと言い訳してきました。

主よ、わたしたちは、もはや単純な言い訳はできず、わたしたち自身の罪と向き合わなければなりません。・・・」(祈祷書式文より)

 

フィリピンの米農家では、近所の人たちが田植えや借り入れを手伝うそうです。しかしその手伝いに対して賃金は支払われず、収穫を共に分かち合うとのことです。この慣習をダグヤウというそうです。互いへの思いやりや寄り添う心を実践する、このダグヤウの欠落が競争社会を加速させ自分の労働に対する正当な賃金の要求を追求し、強者に有利な公正(歪んだ天秤)がまかり通っている事を指摘しています。まさにこの歪んだ天秤が言い訳の正体であると祈祷書式文は訴えているのでしょう。

「能力に応じて働き、収穫は等しく分かち合う」これは共働学舎の精神であり、ダグヤウに通じるものです。神は日毎の糧を私たちに与えて下さっています。決して不当なことはされていません。不当なのは、それを分かち合わない事を正当化する良い訳の方です。最早、言い訳ではなく公正を求める隣人の叫びに応えて参りましょう。

 

「神さま、わたしたちを赦し、わしたちを解放して下さい。わたしたちを励まし、行動へと導いて下さい。アーメン」(祈祷書式文より)


※ 世界祈祷日とは

「世界祈祷日は、多様なキリスト教の伝統を共有するキリスト者女性により、1877年にアメリカの女性たちが移住者や抑圧されている人たちを覚えて始まりました。2度の世界大戦の経験から、地球規模の視野に持って和解と平和を求める祈りによる世界的な運動に発展しました。現在では、世界祈祷日国際委員会(WDP)が中心となり、世界中で毎年3月第1金曜日に「世界祈祷日」が守られています。テーマにそって共に祈りあい、キリストの愛を世界中に広めています。日本では、1932年から、第二次世界大戦中を除き毎年開催されています。1949年より、日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会がWDPより送られてくる原案をもとに、日本語式文を作成し配布しています。」

(NCCホームページより)

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