先週、5/3から三泊四日、教区災害救援委員会は、東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量の高い中での生活を強いられているご家族(15家族55名)を招いて「リフレッシュ@かながわ」(一時保養プログラム)を実施いたしました。
期間中、自由参加で医療相談会を実施していますが、子どもたちの健康への不安を抱える保護者の様子が伺えました。被災者に接し毎年不思議に思うことですが、放射能汚染について、またその健康被害について、被災地地元ではあからさまに話せる環境にはないとのことです。
ともあれ横浜に来られたのはリフレッシュです。それぞれ思い思いの三泊四日を過ごされ、昨日、無事参加者を見送りました。
新幹線で来られたあるご家族のこと。
東京見物をして新幹線で帰るとのことでした。
「東京に行かれるのでしたら、横浜で東海道線に乗り換えるのが早いですよ」
「乗り換えですか?でも、一本で行くんですよね」
「はい。でも京浜東北線で関内から東京までは時間がかかりますよ。やはり横浜で乗り換えたほうが早いです」
「でも、その乗り換えるのが面倒くさいです」(笑)
「・・・・・(なるほど)」(苦笑)
都会と田舎の感覚の違いと言ってしまえばそれまでですが、しかし私は何を急いでいるのでしょうか。何が私を急がせるのでしょうか。その為に、私はどれだけ面倒くさいことを抱え込んでいるのでしょうか。何気ないその一言が気づきを与えてくれました。 ありがとう御座いました。