インマヌエル

マタイ福音書2:1-8

インマヌエルとは神が共に在るという約束である。孤独や苦境に置かれた人にとって共に居てくれるという約束は何にも代えがたい喜びである。しかし一方、約束する側は相当の決意が要求される。インマヌエルの行間には「いつも」が含まれている。いつ如何なる時も共に居てはじめて「共に居る」は意味を獲得する。にも関わらずその時は突然訪れる。「いつでも連絡下さい」と約束しておきながら真に都合の悪い時を見計らったかのようにその時は訪れるのだ。「時は満ちた」という呼びかけは此方側の都合(時)を考慮してくれない。

今ヨセフはマリヤとの関係を断とうとしている。その時に共に居るという約束は皮肉であろうか。否、神共に在る故に恐れず汝も隣人と共にあれとするのがインマヌエルの約束である同時に召命である。我らが隣人と共に在ろうとする信仰的決断の背後と根拠には常にインマヌエルがある。恐れるな、神我らと共に在る。これまでも、今も、これからも。

孫 裕久

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