抗議

10/20(木)、高江の米軍ヘリパッド建設工事を巡って、防衛省沖縄防衛局職員の肩をつかんでケガを負わせたとして、傷害と公務執行妨害の容疑で、既に17日に別件で逮捕されていた山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)が再逮捕されました。更に神奈川教区林間つきみ野教会の吉田慈牧師も同容疑で逮捕され、沖縄件浦添署に連行されました。

1996年12月、条件付きで米軍の普天間飛行場や北部訓練場など11の基地を「返還」することが、日米両政府間で合意されました。北部訓練場の「返還」条件は、高江に新たに6ヵ所のヘリパッドを建設することでした。(これが先週「土人」発言で問題になっている高江ヘリパッド問題です。)2007年7月の工事着工後、高江住民らは建設予定のゲート前で那覇防衛施設局員、工事業者らに工事を止めてくれるよう要請しましたが、話は平行線を辿り、住民らは工事を止めたい一心で、建設予定地への侵入路近くでの「座り込み」を開始、現在に至っています。(「やんばる東村高江の現状」より)

現在、高江では建設に反対し座り込む住民たちが機動隊員によって首を占められ、車にひかれ、怪我を負わされ、失神させられ救急搬送される等、暴力での制圧が日常的に行われていることが報道されています。今回の逮捕はそういった一方的な国と、村を守ろうとする住民の対立が背景にあり、反対運動を封じるために行われた不当逮捕と言わざるを得ません。

21(金)神奈川教区平良議長は、林間つきみ野教会の臨時役員会を招集し現状を把握するとともに、同日教区三役で話し合い、国と沖縄防衛局に抗議声明を出すことを決定しました。

歴史を振り返れば、対話に応じることなく公権力の行使という名のもとに国家が民衆を弾圧、投獄する事件は枚挙にいとまがありません。高江のヘリパッド問題はもとより国に拘束されている山城博治さん、吉田慈牧師の即時解放を求めて祈り支援して参りましょう。

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