新会堂建築献金のお願い

目標額:845万円
期間:2021年3月迄

「川崎戸手教会会堂建築献金」

(カワサキトデキョウカイカイドウケンチクケンキン)
郵便振替:00250-7-89779


新会堂建築献金のお願い
— 新たな宣教の場へ導かれて —

川崎戸手教会は1976年、「戦責告白の実質化」を宣教方針の基礎に据え、「聖書による独立・神と人への奉仕」を日毎の務めとし、関田寛雄牧師(現教団神奈川教区巡回教師)の開拓伝道によって1967年にその歩みが始まりました。まもなく伝道所に併設された「こひつじ保育園」に、オモニ(母)に連れられ一人の在日朝鮮人の子どもが入園して来ました。彼は伝道所が建つ真向かいの多摩川河川敷に居住し、そこには戦後行き場を失った数百名の在日朝鮮人らが「土手下朝鮮」と囁かれながら暮らしていました。小さなしかし具体的なこの一つの出会いは、神の召命として川崎戸手伝道所が担い行くべき課題を指し示していました。その後の関田牧師の地道な関わりは、入園児のアボジ(父)故金萬守(キムマンス)兄との信頼関係を育み、その家屋を教会にお譲り戴くこととなりました。それが現在、多摩川河川敷に与えられた川崎戸手教会の教会堂(通称:ヨルダン寮)です。

以来ヨルダン寮は、日本基督教団の教会として河川敷に住む方々と同じ「不法占拠」という烙印を共に担わせていただき、洪水の時は同じ泥を被り、また河川敷で生まれ育つ子どもたちや行き場のないお年寄りの憩いの場として活かされてまいりました。また立ち退き問題においては行政との交渉窓口として用いられてきました。戸手宣教44年、堤防を越えて35年、今川崎戸手教会は河川敷に居住する最後の方々の生活再建を見届け、その勤めを今終えようとしています。(現在の河川敷の街は再開発され、ヨルダン寮を含めて全て取り壊されます。)

川崎戸手教会は河川敷で与えられた豊かな賜物を携え、再び堤防を越えて新しい課題に向かって参ります。新会堂は、河川敷に移る前の旧伝道所(現在牧師館として使用中)を取り壊し新建築する予定です。現在、川崎戸手教会は河川敷に移る前より教会員も増え、旧伝道所(現牧師館)では礼拝堂兼牧師館として用いるには物理的に不可能な状況にあります。更に老朽化(築44年)に加えて耐震基準も著しく満たしていません。河川敷の再開発と立ち退きは川崎戸手教会にとって同時に礼拝の場を失う事となります。そこで教会員一同の祈りと決意の下に教会の新たな歩みの始まりとして、神の御心に相応しい新会堂建築を計画いたしました。これまで河川敷での歩みを数多くの諸教会・伝道所、信徒の皆様に支えていただいてきた事への感謝を覚えつつ、改めてこの新会堂建築をご支援賜りたくお願い申し上げます。

皆様の上に、主の平和がありますように。

日本基督教団 川崎戸手教会
主任牧師 孫裕久
役員会一同
新会堂建築委員会一同


川崎戸手教会の新しい出発のために

神奈川教区巡回教師 関田寛雄

 主の平安をお祈りいたします。

川崎戸手教会の新会堂建築についてのお願いにありますように、川崎戸手教会は新しい出発を主によって促されております。当初、河川敷の旧金萬守宅に礼拝のために移動することについて、率直に申して教会員の賛同は得られませんでした。河川敷は官有地でありますから当然のことでした。しかし戦争中に強制連行されて来た朝鮮人労働者が、戦後、解放されるや放ったらかしの状態になり、やむなく生活の場を求めて河川敷に集まってきた方々を思う時、国の法律を尊重しつつも、キリストの教会としては「あなたの隣人を愛しなさい」との主の言葉に促されつつ、「不法占拠」という烙印を負う方々のもとへと赴かざるを得ませんでした。不思議な主の導きによりヨルダン寮での礼拝に全員が賛同することになり、かくて35年が経過いたしました。

河川敷住民の新しい環境へ移動を見届けた今、川崎戸手教会は新しい出発を求められています。しかし開拓以来の使命は一貫しています。それはいうまでもなく「和解の任務」(Ⅱコリント5章18節)であります。今日、陰惨な形で広がる川崎におけるヘイトスピーチの嵐は、改めて日本と朝鮮との和解と共生の福音によって乗り越えねばなりません。万人の救いのために十字架を負わされたイエス・キリストの歩みに従うべく備えております川崎戸手教会の宣教の拠点構築のために、何卒よろしく御協力をお願い申し上げます。


■ 新会堂建築の概要

1) 所 在:川崎市幸区戸手3-8-12

(関田寛雄牧師からの宗教法人設立後、寄附予定)

2) 地 積 111.71㎡

3) 礼拝堂:木造3階建 新築

建築面積     64.25㎡ (約20坪)

延べ床面積   164.03㎡ (約50坪)

1階    64.25㎡ (約20坪)

2階    36.62㎡ (約11坪)

3階    63.15㎡ (約19坪)

4) 着工予定 2020年  6月

  5) 完成予定  同 年10月

■ 建築設計、施工依頼先

株式会社ペテロ建設一級建築士事務所

ホームページ http://www.peterokensetsu.com/


■ 新会堂平面図


■ 資金計画


■ 支援代表(呼び掛け人)

日本基督教団 神奈川教区 巡回教師

■ 賛同団体・賛同人

1. 戸手河川敷に住む人・働く人の権利を守る会

2. 在日大韓キリスト教会 川崎教会

3. 日本基督教団 神奈川教区 川崎鶴見地区

4. 戸手4 丁目河川敷の街 住 民 金壱寿

5. 横浜Y M C A 総主事 田口努

6. 社会福祉法人 青丘社 理事長 裵重度

7. NCC( 日本キリスト教協議会) 総幹事 金性済

8. 道北クリスチャンセンター 主 事 藤吉求理子


〜 教会と街の風景 〜

多摩川河川敷の街(戸手)
川辺に建つ教会
2019年イースター礼拝後集合写真
クリスマス礼拝 こどもの祝福式
バザー
洪水
高齢者サロン会(毎週水曜日)
高齢者サロン会(毎週水曜日)
花火大会

2件のコメント

  1. 戸手教会の皆様

    台風で多摩川の土手が大変な状況になっていると聞いて、戸手教会はだいじょうぶかしらと心配しております。教会員の皆様のお宅も、きっと、大変な方がたくさんいらっしゃるのではと拝察いたします。どうか、皆様が御無事でいらっしゃいますように、また、困難な方ほど主イエスがともにいらして心にもお体にも力とお慰めをお与えになりますように、お祈りいたします。

    いちどだけ伺ったことがございます。
    今は無任所ですが、籍だけは神奈川教区にございますことと、関田先生に神学校でお世話になったおことがあるご縁で、覚えております。

    主の平和をお祈りいたします。

    1. 本多 様

      ご心配とお祈りを本当にありがとうございます。皆さまからのお祈りに慰められます。
      感謝申し上げます。

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