2021年9月12日 報告と予告

▽ 本日の予定

  •  定例役員会

▽ 報告予告

  •  9/6(月)ヨルダン寮荷物移動完了
  •  9/8 ヨルダン寮感謝礼拝。参加 15名
  • ヨルダン寮の解体が始まりました。

▽ 今週の行事 牧師予定

  • 9/13 月 地区牧師会(ZOOM)
  • 9/16 木 ヘイト対策会議 (新会堂)
  • 9/17 金 YMCA講師会(ZOOM)

▽ 個人消息

▽ その他の予定

▽ 高齢者サロン

  • 休会中

▽    定例役員会議事次第

議題1 一般会計報告承認に関する件
議題2 外部献金規定に関する件(仮)
議案文(別途)
協議事項
1.緊急事態宣言に解除に向けて
2.ヨルダン寮荷物整理について

▽    ヨルダン寮最後の日を迎えて

関田寛雄

川崎戸手教会45年の歴史の中で、その35年はこのヨルダン寮において礼拝、牧会、社会奉仕を行って来ました。特に河川敷に居住せざるを得なかった在日コリアンの方々との出会いと交流は川崎戸手教会の宣教方針に大きく影響を与えて来ました。

大戦中は強制連行、戦後は強制退去という形で、この地に住まざるを得なかった在日コリアンの方々は、私たち日本人の「隣人」でありました。ヨルダン寮での礼拝行為については教会の大方の同意を得る事は困難であり、残念なことに一部の方々は教会を離れて行かれました。これは当時の責任者であった私の不徳のいたすところであり、今なお心痛む過去であります。離脱された方々へのお詫びの思いは今も変わりません。

しかしながら、本来イエス・キリストの教会とはいかにあるべきかを考えた時、私の決断は主の前に恥ずべきことではありませんでした。幸いにも時の経過と共に、教会員の理解を得られ、ヨルダン寮は本教会の宣教の拠点となったことは、神の慈しみ深い導きの結果であったと思っています。

忘れてならないことはこのヨルダン寮は故金萬守アボジの寛容と愛の賜物であったということです。必ずしも頑健とは言えないこの館が、秒速40メートルの台風にも耐えて35年の歩みを荷って来たことは、全く神の憐れみと支えによるものであります。

今まで何度も台風による床上浸水を経験して参りましたが、その都度同じく被災した在日コリアンとの交わりは深められ、期せずしてその経験は多くの神学校で学ぶ神学生たちの実習、経験の場としても用いられました。

しかしながら一昨年の台風19号は全国的に多大な災害をもたらしたのみならずヨルダン寮にとっても決定的なダメージを与えることになりました。かくなる上はヨルダン寮の使命は終わりを迎えたと判断せざるをえませんでした。かねてより考えられていた新会堂建築の計画とも合致することになり、神の不思議な導きのもとに新会堂も与えられることになりました。川崎戸手教会の歴史にとって、新しい展開の時が来たわけであります。

この35年間においてヨルダン寮における教会活動を導かれた大倉一郎牧師、秋山千四郎牧師、特に住民移転の労を重く負われた孫裕久牧師に心より感謝を表明し、ヨルダン寮最後の日にあたり、全てを憐れみを持って導かれた主イエス・キリストにおいて、神に感謝を捧げる次第であります。

主に栄光あれ!

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