保たれる自然

一昨日(11/14)、壮年会で舞岡公園を訪れました。横浜市戸塚区にあるこの公園は、京急ニュータウンの住宅街と明治学院大学に隣接しています。園内は、昔ながらの里山の風景がそのまま残され、田んぼや畑、雑木林、湿地があり、季節ごとに紅葉や野鳥、野の花を楽しむことができます。また、昔ながらの藁葺き屋根の古民家が復元され、かつての農村の暮らしを今に伝えています。
歩いていると、色づいた紅葉、キツツキの音、田んぼの案山子、池に浮かぶカモ、その合間に見かけたヘビや女郎蜘蛛など、自然が息づいていることを肌で感じました。そこには、都会の公園とは異なる「生きものたちの気配」がありました。
園内に「舞岡公園憲章」なるものが掲げられており、自然を保護する市民グループの心得が記されていました。人間社会において「自然」とは、もはや「保護されるべきもの」になっています。人間は放っておけば自然を壊してしまう存在です。故に自然は人間が意図して守らなければ保たれないものになってしまったのだと感じました。
私たちは、もはや後戻りすることはできません。この舞岡公園のような環境の中で日常の暮らしを営むことは、ほとんど不可能になってします。それでも、1週間ほどならこの古民家で暮らしてみたい、そんな思いが心をよぎりました。
最近は、熊の出没が各地で問題になっています。「共存」という言葉をよく耳にしますが、果たしてそれは可能なのかと考えさせられます。熊を駆除する以外に、人間がそこから撤退するという選択肢はあり得ないのでしょうか。自然との関係を問い直すとき、舞岡公園の静けさの中に、私たちが忘れてきた何かが潜んでいるように思いました。

人離れ
森は息づく
秋の声
われらはどこに
還(かえ)るべきかと

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