闇の中の希望

アドベントに入りました。主の御降誕を備え、待ち望む時です。クリスマスがこの季節に祝われるようになったのは、冬至を境に昼が再び伸び始めるからです。即ちアドベントは最も夜が長く、間近に迫る光を待ち望む時を象徴しています。
今、私たちの世界は深い闇を抱えています。ロシアとウクライナの停戦は見えず、大分や香港での大火災、日中関係の悪化など、光が差し込む気配が感じられない情勢が続いています。これらは単なる時事ではなく、人間社会の深い闇そのものの表れなのかもしれません。
第二イザヤは、イスラエルの民が捕囚という闇のただ中にあった時、「慰めよ、わたしの民を慰めよ」と告げました。光の見えない時にこそ、神は希望の言葉を語られたのです。
クリスマスは、夜が最も長い時に祝われました。救い主は、日の当たる場所にではなく、闇が深まるところに降誕されました。ここにアドベントの深いメッセージがあります。
だからこそ、今、私たちは希望を手放さず、平和を祈り、日ごとの糧に苦しむ人々に心を寄せて歩みたいと思います。小さな祈り、小さな親切、ささやかな寄り添い、その一つひとつに光は宿ります。闇の中に差す光を信じて待つアドベントを過ごしてまいりましょう。

闇ゆえに なお待ち望む
光あり
沈む心に 希望を灯す

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