花の日・子どもの日

花の日・子どもの日とは、19世紀中ごろ、アメリカで始まったプロテスタント教会の行事で子どもたちが教会に花を持ち寄って礼拝し、病人や高齢者などを慰問します。

元々は、親が子どもを神に捧げる主日(子どもの日)として礼拝をはじめたのが最初で、次第に子どもの祝福の為に花が持ち込まれることとなり現在の形になったようです。

その成り立ちから考えると花の日・子どもの日とは、子どもの祝福が中心でその祝福された子どもたちが病人や高齢者にお花を配ります。即ち、子どもたちは祝福の器として教会から派遣されます。

イエスは子どものように神の国を受け入れる人になるよう勧めています(マルコ10.13)。子どもは大人の保護が必要であることを知っています。等しく人は神の保護なしに生きていけない事を、子どもを通じて見習いなさいということでしょう。

自国第一主義が広まる今日、子どもものように神の国を受け入れる心が失われつつあります。今日、花の日・子どもの日から私たちは何を覚えるべきでしょうか。神は子どもたちを祝福され、その子どもたちが祝福の器として派遣されます。子どもたちがお花を持って高齢者のお宅を訪ねる様子を思い浮かべてみましょう。玄関先に、お花を持った子どもたちを見る高齢者の顔はいつも笑顔で満たされています。子どもたちからお花を受け取る高齢者の心を満たしたものは何でしょうか?そこに私たちが本当に大切にしなければならない何かがあるように思うのです。

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