海員宣教を覚えて

先週、ロナウド・ジュリアン宣教師をお招きしてみ言葉に預かり、礼拝後海員宣教のお働きをご紹介頂きました。
ジュリアン宣教師は港に停泊中の船に乗り込み海員の相談や食料の買い出し、母国への送金などをお手伝いするとのことです。どの船に乗り込むかは神の導きであり、船が出港してしまえばそれ切りの一期一会の宣教です。しかしそれの何が「宣教」なのかと疑問を持つキリスト者も少なくないでしょう。
かつて川崎戸手教会も河川敷での宣教がありました。それは信者を獲得することが第一義ではなく、そこで助けを必要とする人に寄り添っていこうとするものでした。
宣教とは、救いを必要としている所に種を蒔くことであり、収穫とは彼らが救われることであります。そしてその宣教の場は浅瀬ではなく、いま少し沖へ漕ぎ出して行かねばならないことをジュリアン宣教師のみ言葉から示されました。
海上貿易に携わる外国人によって日本に暮らす人々の生活が支えられていることを改めて気付かされ、その彼らに奉仕する宣教師がこの神奈川教区に与えられていることを知りました。
ロナウド・ジュリアン宣教師と海員宣教委員会に神の導きを祈りつつ、そのお働きを支援して参りたいと思います。

孫 裕久

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