暗黒面

スター・ウォーズという映画は有名ですが、最近その続編が公開され再びブームを呼んでいます。その影響でビデオを観ていますと、かつてその特撮技術にばかり関心を奪われていましたが今見ると内容的に大変奥深く、聖書との繋がりなども垣間見ることが出来ました。
私なりには、この物語の主題は、ライトサイド(光面)とダークサイド(暗黒面)の闘いであると思います。宇宙は光と暗黒の二面で構成され、暗黒面は怒りや憎しみを力にしており、油断すると人間はそこに陥ってしまいます。
物語の中でマスター・ヨーダ(登場人物)は暗黒面について次のような言葉を残しています。
「恐怖は暗黒面への入り口だ。恐怖は怒りへと導き、怒りは憎しみへと導く、そして憎しみは苦しみへと導くのだ。」
ヨーダは暗黒面に陥らないよう恐怖に打ち勝つ事を説きます。恐怖とは自分の存在が脅かされる時などに抱く感情です。その恐怖に打ち勝つために「フォースと共にあれ」という決め台詞は有名です。
使徒パウロに言わせれば、生きるも死ぬも主のためであり、故に主と共にあるパウロに恐怖はありません。恐怖は己を主(あるじ)とする者が、己が主であることを脅かされる時に抱き、その恐怖は暗黒面の扉を開きます。そして己が主であることを脅かした存在に怒りを覚え、怒りは憎しみを、そして憎しみは苦しみへと導くのです。
私たちの主は自分自身ではなく、イエス・キリストの神です。故に神共にありて恐れはありません。もし私が恐怖する時、その出処は何処か?それを逐一よくよく吟味することが信仰の成熟へと繋がり、ジェダイの騎士マスター・ヨーダに言わせれば「忍耐し、学べ」ということなのでしょう。

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